商品に合わせて素材を選んでいますか?意外に重要な容器の選び方と役割について
化粧品容器の役割と種類について、詳しく書いていきます。
目次
化粧品容器の入手方法
化粧品容器には、プラスティック容器、ガラスボトル、スプレー缶、詰め替え用アルミパック・パウチがあります。
それぞれメーカーが異なるため、別々に調達するのが一般的です。
しかし、一から完全にオリジナルの金型で作成するフルオーダーで依頼するには小ロット100個からでは難しく、数千個からのオーダーが必要で容器だけで数百万円の価格になることでしょう。
納期も既製の容器に比べて遅いので、お勧めはできません。
一番リーズナブルで簡単な方法は、化粧品OEMメーカーに用意のあるもの(調達可能なもの)から選ぶ方法です。
今では既製品の容器であっても多種多様なものがあり、印刷技術により個性的なオリジナリティーのある外観に仕上げることが可能です。
価格も抑えられますのでお勧めです。
化粧品容器はさまざまな容器があり、デザインも重要ですが、中の化粧品を物理的に守るということは必要条件です。
少しの衝撃で割れてしまったり、中の化粧品が漏れてこぼれてしまったりするような容器は論外です。
また、中の化粧品の品質を維持できる容器でなければいけません。
化粧品の成分との相性がとても重要です。
中身を保護するという意味では、特別に密閉性の高い容器や、使うときにさえも空気と触れ合うことのない特別な容器(エアレス容器)というものもあります。
化粧品の容器の種類をご紹介しましょう。
- ・クリーム容器 (ジャー容器)・・・ペーストや粉末などの保存・運搬容器として最適な寸胴型の容器です。
粘度の高いものも取出しやすいのが特徴です。 - ・チューブ容器・・・比較的コストも安く、様々な用途に対応できる優れた容器です。
チューブの先のノズルを変えることで、ファンデーションや日焼け止め、また刷毛のついたものへの変更やリップグロス型などがあります。 - ・ローション容器・・・化粧水ボトルやヘアケアボトル、クレンジング・乳液ボトル、頭皮ケア トニック・ローション、ポンプウォーマーなど。
- ・エアレス容器・・・粘度のある美容液などに使用されています。空気と触れ合うことのない特別な容器になります。
- ・シャンプー容器・・・材質はPPやPEの安価タイプと艶感があるPETタイプも増えてきました。
化粧品OEMメーカーにどのような容器の用意があるのかも問い合わせるのがよいでしょう。
なるべく数多く選択肢の中から選びたいものです。
パッケージや印刷によって売り上げが大きく変わります。
「容器がブランド力を高め、売上を変える」と言っても過言ではないほど、商品コンセプトをアピールする重要な役割をします。
商品の第一印象を決める外観はインパクトがとても強く、容器のデザインでターゲットに強く訴えかけ化粧品ブランドのイメージを与えたりします。
つまり、化粧品の容器は、ただ単に化粧品を入れる入れ物という役割だけではないということです。
店頭で並んでさまざまな化粧品の中から、思わず手に取って試したという経験が誰にでもあるのではないでしょうか?
なんとなく手に取ったつもりだったかもしれませんが、「なんとなく良さそうな気がした」とか「容器が綺麗だから効果がありそうな気がした」と思ったはずです。
これは、化粧品容器やパッケージのデザインの訴える力により、あなたをそうさせたのです。
化粧品容器は、デザインも大事ですが、清潔感も大事です。
また「美しさ」「健康的」なイメージを与えるものでなければいけません。
「豪華さ」や「ゴージャス感」「プレミアム感」を与えるブランドコンセプトの化粧品であれば、そのポイントをおさえた容器を選ぶべきです。
現在では、印刷技術や二次加工技術のが進化していますので、ボトルに直接印刷やシールなどで既製品の化粧品容器であってもオリジナリティーを追及することは可能です。
シルク印刷加工・ホットスタンプで容器に直接印刷してシンプルお洒落なオリジナルパッケージ
化粧品OEMメーカーでは、化粧品製造から、容器、パッケージのデザインまで引き受けてくれるところがありますので、どんな容器への加飾をやってもらえるか、確認してみましょう。
それでは、容器に添付するラベルや印刷の種類の一般的な方法として、2つご紹介しましょう。
-
ホットスタンプ加工(熱転写)
印刷手法のひとつで、容器の表面に金や銀の箔を密着させる方法です。
ホットスタンピングや箔押しともいわれています。
シンプルながら高級感ががあり華麗な印象が加わります。 -
シルク印刷加工
容器に文字やデザインを直接印刷する一般的な方法です。
容器のシルク印刷は、印刷版ごとの単色印刷が基本です。
商品名や成分表示をはじめ、幅広い用途で使用する印刷方法です。
ホットスタンプ加工や、シルク印刷加工はラベル印刷やシュリンクラベル(例えば、飲料水のペットボトルでよく使用されている容器胴体部へのラベリング)に比べて、より化粧品としての質感を高めてくれるパッケージに仕上がります。
海外製容器について
化粧品ビジネスを展開する上で、化粧品容器には日本製だけでなく、韓国製の容器・中国製の容器などの選択肢が広がってきました。
韓国は美容大国といわれているだけあり、デザイン性・機能に優れ、日本にはないタイプの容器があります。
また、中国製の容器は、日本製よりもかなり価格が抑えられるというメリットがあります。
しかし、韓国製の容器・中国製の容器とも海外からの輸入となると、発注ロットが大きいと言う点や、輸入関税がかかるという点、円高、円安などの為替による変動があり、作る化粧品のコストに影響があるという点がデメリットです。
また、化粧品容器に関しては安全性確保のための衛生試験検査が必要ですので、その点も注意が必要です。
スピード・品質・価格面・安全性のトータルで検討したほうがよいでしょう。
それでも、どうしても海外性で気にいった容器を見つけた場合、化粧品OEMメーカーで手配が可能かも聞いてみるとよいかもしれません。
化粧品、健康食品、イージーオーダー化粧品などのOEM製造開発を手掛ける大阪のOEM会社。「小ロットOEM企業」として他の追随を許さないエキスパート企業を目指しています。ゼロインフィニティの強みはこちら。化粧品、健康食品などのOEM製造開発のご依頼は072-321-8839までお電話下さい。