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化粧品開発はシリーズ化・単体どっちがいいの?それぞれのメリット・デメリットを解説

公開日:2018年11月13日

最終更新日:2022/08/02

化粧品OEM業界動向


もしオリジナル化粧品を開発したい!と思い立ったならば、いろいろと考えるべき事柄はありますが、「化粧品」の開発を選んだならばまず避けては通れない選択があります。

それは「シリーズ開発」か「単体開発」です。
しかし、化粧品といえば一種類だけでなくクレンジング・化粧水・美容液・乳液と使用する順ごとに様々な商品があります。

そのため、今回は「シリーズ開発」のデメリット、メリットについて見てみようと思います。

化粧品をシリーズ化で開発するメリットとデメリット

オリジナルの化粧品を作るとき、例えばスキンケア化粧品を作りたいと思ったら、オールインワンのクリームやジェルを除いて、基本的な化粧品は、「クレンジング→洗顔→化粧水→美容液→乳液・クリーム」とといったスキンケア化粧品製品をシリーズ化することでしょう。

化粧品ビジネスでは、最初はひとつから始めた製品も、お客様の要望や、リクエストなどのお客様の声を取り入れていくなどして、ゆくゆくは品数を増やしてラインナップを充実させていくことになります。

約50%の方が化粧品をライン使いしている

化粧品をライン使いされている方は、なんと約50%いるといわれています。
つまり、化粧品ブランドの商品のコンセプトを固めることで、より幅広い需要を取り込むことができるといえます。

化粧品を単体で購入してもらうよりも、他の製品をまとめて購入してもらった方が、売上増加になるということは、言うまでもありません。

「クレンジング・洗顔・化粧水・美容液・乳液・クリーム」これらのラインナップで販売した場合、単純に6倍。
このように、化粧品をシリーズ化して開発することには、売上・利益の面で大きなメリットがあるのです。

化粧品を単体で開発するメリットとデメリット

オリジナル化粧品のシリーズ化のメリットは、なんといっても化粧品同士の相性が良いことです。
例えば、化粧水をとってみても、メーカーが違えば原料や配合成分、使用目的が異ります。

化粧水とクリームは、簡単にいうと「保湿をして、逃がさない」につきます。
シリーズ化することで、相性のよい原料の配合により、化粧品本来の効果が出やすくなるといえます。
結果、肌トラブルが起きにくくなります。

当然、ヒットしたときの売上も1アイテムよりは、シリーズ化している方が大きい事は魅力です。

しかし、デメリットもあります。

1アイテムばかりでなく、シリーズ化した場合は、当然何倍もの初期投資がかかるうえ、化粧品のコンセプトが古くなったり、容器やパッケージのデザインが陳腐化したときやデザイン変更をしたい時も費用がかさむため、思った時季にリニューアルできないという点もあります。

それだけではありません。
シリーズ化で使用してもらう事が前提のため、商品単価はできるだけ押さえた開発が必要になります。
単価があまりに高いと、消費者はなかなか手が出ず諦めてしまうため需要の取りこぼしになります。
また、化粧品ラインで、相性が悪い成分は配合しにくくなるため、使用できる成分がある程度制限されます。

しかし、ヒットすれば大きいですがコンセプトが消費者に刺さらなければ売り上げをつくることは難しく負債になる可能性もあるという最大のデメリットを決して忘れないでください。

化粧品のシリーズ化販売のメリットデメリットをまとめました。

★メリット

  • ①ヒットすれば大きい売上が見込める。
  • ②ライン使いのまとめ買い需要を取り込め、単品よりも売上が上がりやすい。
  • ③化粧品ラインとして効果がでやすく、高く評価されればブランド価値全体の向上につながる。

★デメリット

  • ①大きな初期投資がかかる
  • ②リニューアルに費用がかさむ
  • ③化粧品ラインで、相性が悪い成分は配合しにくく使用できる成分がある程度制限されるうえ、商品単価はできるだけ押さえた開発が必要
  • ④コンセプトが消費者に刺さらなければ、売り上げをつくることは難しく負債になる可能性もある

以上のように、化粧品のラインナップ開発は決して簡単ではありません。
しかし、それだけに挑戦する価値があるといえます。

そこで、化粧品のラインナップ開発する際、活用した方がよいのが化粧品OEMメーカーです。
自社の力だけ化粧品業界に参入するのが難しい場合、実績の豊富な化粧品OEMメーカーと手を組むことで、難しと思われた成分同士の相性や容器のリニューアルも比較的簡単にクリアできます。

お悩みの方はぜひ検討してみてください。

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